【VR家族支援プログラム】フォローアップを開催しました(2026/1/9)
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- 3 日前
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本プログラムは、2025年度日本郵便年賀寄付金助成事業として、VRによる当事者体験と参加者同士の対話を通じ、ひきこもり当事者と向き合う家族の理解と実践的なコミュニケーション力を高めることを目的としています。
こんにちは!ほっといい場所ひだまりスタッフです。
ひきこもり・不登校の方のご家族を対象とした「VRひきこもり家族支援プログラム」を全10回で実施しています。
2026年1月9日(金)、第10回目となるフォローアップを開催しました。
年末年始の様子
はじめに、年末年始のご家庭での様子についてお話をうかがいました。
お正月にはお年玉を渡し、「夕飯はみんなで食べよう」と伝えていたこともあり、テレビをつけながら家族で食卓を囲めたそうです。
また、保険証の切り替え手続きについて子どもから相談があり、本人にやってもらいながら一緒に進めたこと、ワクチン接種も無事に受けられたことなど、日常の中での小さなやりとりや動きも共有されました。
「年末に、美容院なども行って少しバタバタしていた。本人なりにスッキリしたかったのかもしれない」といったお話や、きょうだいと協力して趣味に取り組む中で、臨時収入を得たり、他者から認められる経験があったことなども語られました。
「収入につながらなくても、趣味を楽しんで、生きがいになるようなものを見つけてもらえたらいいなと思っている」という言葉も印象的でした。
リクエストテーマ「安心につながる情報を伝える」
フォローアップ回ということで、「これまでのプログラムの中で、もう一度扱いたいテーマ」をうかがったところ、第7回で実施予定だった「安心につながる情報を伝える」をやってみたい、というリクエストをいただきました。

テーマは「安心につながる情報を伝える」です。
VR映像では、家族の間で支援や進路について話す場面が描かれています。良かれと思って伝えた言葉が、かえって距離を生んでしまうこともある――そんなやりとりを通して、「どのように伝えれば、相手が安心して受け取れるのか」を考えるきっかけとなる内容です。
参加者からは、
「映像のお母さんは、自分の不安を解消したくて焦っているように見えた」
「『俺だって考えている』という息子の言葉を完全にスルーしていたことに気づいた」
「親の正解を押し付けてしまっている場面があった。言い合いで勝つためにここにいるのではないのに」
「病院より支援施設の方がハードルが低いと思いがちだけど、本人にとってはそうとは限らない」
「『来週行こう』と決めるのではなく、『ここに置いておくから、気が向いたら読んでみて』くらいの方がいいのかもしれない」
など、具体的な気づきが多く語られました。

また、
「公共のお知らせなど客観的な情報を見せた上で、自分の気持ちも伝えたら、意外とすんなり受け入れてくれた」
「子どもは親に言っていないだけで、考えていることはあるように感じる」
「だまし討ちのような関わりはしたくない。信頼関係を大事にしてきた」
といった、これまでの実践の中で工夫してきた関わり方も共有されました。

これまでを振り返って
最後に、これまでのプログラム全体を振り返る時間を持ちました。
「VRで視点を切り替えられるのが良かった。子どもは親の様子を本当によく見ていると感じた」
「具体的な対応を知ることができた」
「時間はかかるけれど、話し合っていきたいと思うようになった」
「最近、子どもがときどき謝れるようになってきた。内心ではとても驚き、うれしいが、大げさに反応せず、普段どおりに接するようにしている」
「母親の体調を気遣ってくれることもあり、弱さを見せることも大事だったのかもしれないと思った」
といった声が聞かれました。
中でも、「ここは心の拠り所でした」という言葉が、とても印象的でした。
全10回を通して、ご家庭の中での変化は一気に起こるものではありませんが、「見方が少し変わった」「関わり方を少し工夫するようになった」という積み重ねが、確かにあったように感じています。
ご参加いただいたご家族に、心より感謝申し上げます。
※本プログラムの基本的な構成や進行の流れについては、第1回の開催報告をご参照ください。
📢今後のお知らせ
今後の開催情報やご案内は、ホームページやSNSにて随時お知らせしていきます。
ぜひチェックしていただけたらうれしいです。






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